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中学受験を目指すなら、親子で読んでおきたい読書 本7選

中学受験に向けて読んでおきたい名作はたくさんあります。

今回は、小学生の子どもが一人で読むには少し難しいけれど、親子で読み進めたい作品をご紹介します。少し難しい本にチャレンジすることで、試験本番で難しい内容の長文が出題されたときにも落ち着いて取り組むことができます。

小説だけでなく、評論も含めて幅広いジャンルから7をご紹介します。

『ライバル おれたちの真剣勝負』はまなか あき(角川学芸出版)

ライバル
一つ目にご紹介するのは、『ライバル おれたちの真剣勝負』です。

【あらすじ】
将棋に打ち込む少年の成長物語。主人公は転校した学校で、一人の友人をえる。遊び半分に教えた将棋を友人は短期間で上達し、主人公の有力なライバルとなる。その過程で二人は本当の将棋の面白さ奥深さを知っていく。


著者のはまなかあきは、同作で角川学芸児童文学賞優秀賞を受賞しました。児童文学だけではなく、葉真中顕名義でミステリーなども執筆しており、人気の作家です。

amazon商品紹介 ライバル おれたちの真剣勝負

『ぼくの世界博物誌』日高敏隆(玉川大学出版部)

僕の世界博物誌
二つ目にご紹介するのは『ぼくの世界博物誌』です。

著者の日高敏隆の作品は中学受験でよく出題されます。2023年では、攻玉社や灘などの難関校でも出題されています。
動物や植物が題材のため、興味を持って読み進められます。

【商品説明】
動物にも植物にも虫にも、そして人間にもそれぞれの文化があり、変わることなく繰り返されてきた生きるための戦略がある。動物行動学者が世界各地を巡り、出会った不思議、心動かされた暮らしの風景、人と自然との関係──地球環境についても新たな問いかけをしつつ、ナチュラル・ヒストリーの視点から綴るエッセイ集。

amazon商品紹介 ぼくの世界博物誌

『大きくなる日』佐川 光晴 (集英社文庫)

三つ目にご紹介するのは、『大きくなる日』です。
同作品は、過去に武蔵中学校、立教池袋中学校など多くの学校で題材として扱われています。

【あらすじ「BOOK」データベースより】
グーパーじゃんけんで人数の少ない方がコート整備をする。それが中学一年の太二が所属するテニス部のルール。ある日、太二は同級生の武藤にパーを出そうと持ち掛けられ、その結果、末永一人が負けてしまう。心にモヤモヤを抱えたまま、太二は翌日を迎えて…。(「四本のラケット」)子供も親も先生も、互いに誰かを育てている。四人家族の横山家の歩みを中心に、心の成長を描いた感動の家族小説。


この作品のように心の成長を描く作品は、中学入試において頻出です。事前に読んでおくことで登場人物の心情を読み取る練習になります。

amazon商品紹介 大きくなる日

『なつかしい時間』長田 弘 (岩波書店)

四つ目にご紹介するのは、『なつかしい時間』 です。

同作品は、青山学院中等部・神戸女学院中学部など、多くの学校で過去に出題されています。
著者の長田弘氏がNHKの番組『視点・論点』で語ったものから一冊にまとめられたエッセイ集です。あたたかな気持ちとともに何度も読み返したくなる一冊です。


【内容(「BOOK」データベースより)】
言葉、風景、人たち、本…。この国の未来にむかって失われてはいけない大切なもの。二十世紀の終わりから二十一世紀へ、そして3・11へという時代に立ち会いつつ、再生を求めて、みずからの詩とともに、NHKテレビ「視点・論点」で語った十七年の集成。

amazon商品紹介 なつかしい時間

『クラスメイツ』森絵都 (偕成社)

五つ目にご紹介するのは『クラスメイツ』です。

森絵都の作品は中学受験で毎年のように出題されています。中でも同作品は、横浜共立学園中学校、海城中学校、学習院中等科、青山学院横浜英和中学校など、多くの学校で出題されました。

【内容説明 出版社より】
日本のYA文学をきりひらいてきた森絵都が、直木賞受賞後はじめて描く中学生群像。中学1年生24人のクラスメイトたち、その1人1人を主人公にした24のストーリーで思春期の1年間を描いた連作短編集。前期・後期の全2巻。
うれしい出会いや、ささいなきっかけの仲違い、初めての恋のときめきや、仲間はずれの不安、自意識過剰の恥ずかしさや、通じあった気持ちのあたたかさ。子どもじゃないけど大人でもない、そんな特別な時間の中にいる中学生たちの1年間。だれもが身にしみるリアルさを、シリアスなのに笑えて、コミカルなのにしみじみとしたユーモアでくるんだ作品集。

amazon商品紹介 クラスメイツ

『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』こまつ あやこ(講談社)

六つ目にご紹介するのは、『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』です。

同作品は、2019年の中学入試最多出題作として話題になりました。栄光学園、海城、鎌倉女学院、成城、淑徳与野、桐朋、白陵、緑が丘女子、山脇学園、早稲田実業などが出題しました。

タイトルは、マレーシア語で「五七五七七」という意味だそうです。

【内容(「BOOK」データベースより)】
マレーシアからの帰国子女、沙弥は、日本の中学に順応しようと四苦八苦。ある日、延滞本の督促をしてまわる有名な三年生の「督促女王」から図書室に呼び出され、いっしょに「ギンコウ」に行くことに。それは「銀行」ではなく、短歌の「吟行」のことだった。短歌なんて詠んだことのない沙弥は戸惑うが、でたらめにマレーシア語を織り交ぜた短歌を詠んでみると…。第58回講談社児童文学新人賞受賞作!

amazon商品紹介 リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

『14歳の水平線』椰月 美智子 (講談社青い鳥文庫)

最後にご紹介するのは、『14歳の水平線』です。

著者の椰月 美智子は、全国私立中学入試問題採用数第1位の作家です。(日能研調べ 2017-19年)また同作品は、10年以上にわたり数十校で出題されています。

青い鳥文庫は全ての漢字にふりがながついているため、低学年の子どもでも読みやすいところも嬉しいポイントです。

【あらすじ】
中二病を、自分でも自覚している加奈太は、家でも学校でもなにかと
イラついてしまう日々を過ごしていた。
そんな中、夏休みに、父親の故郷の島で、中2男子限定のキャンプに参加することになる。
初対面6人の共同生活は普段の生活とは違うことばかりだった。
一方、シングルファザーである父親の征人は、思春期の加奈太の気持ちをうまくつかめず
すれ違う日々になやんでいた。
加奈太と共にやって来た島では、たちまち30年前の日々に引き戻されてゆく。
自分自身の父親を亡くした、あの暑い夏へと―。
14歳の息子と、かつて14歳だった父親。
だれにでも忘れられないたった一度の「14歳の夏」がある―。


amazon商品紹介 14歳の水平線

まとめ

いかがでしたか?

ご紹介した作品は中学受験対策としてだけでなく、楽しみながら読める作品です。読書をすることで、国語の対策になるだけでなく、全ての教科に必要な集中力や読解力が身につきます。

ぜひ、読んでみてください。

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