今回は、読解問題に取り組む上で押さえておきたい「ライバルと仲間」に関する言葉と、その練習問題をご紹介します。今回ご紹介する言葉を覚えて語彙力アップを目指しましょう。
〜友人との関係を表す言葉〜
「ライバル」
意味:同じくらいの実力をもつ競争相手。
言いかえ: □□□
⇒答え: 好敵手。
成り立ち:本来は、いつも敵対している相手という意味で用いられていました。
使い方:よい意味で使われることが多いです。お互いに高めあいながら、競い合う相手、というの言葉です。
類義語:□□□□
同じ目標を持つ者同士が、互いに高め合うことを意味する言葉
⇒答え: 切磋琢磨
言いかえ: □□□
⇒答え: 好敵手。
成り立ち:本来は、いつも敵対している相手という意味で用いられていました。
使い方:よい意味で使われることが多いです。お互いに高めあいながら、競い合う相手、というの言葉です。
類義語:□□□□
同じ目標を持つ者同士が、互いに高め合うことを意味する言葉
⇒答え: 切磋琢磨
「仲間」
意味・ポイント:
同じ目的のために一緒に何かをするもの同士
問題:
「仲間」との関わり方に関連する次の言葉の□に、体の一部を表す漢字をそれぞれ入れなさい。
a □を割る(本音を打ち明ける)
b □を集める (みんなで集まって相談する)
同じ目的のために一緒に何かをするもの同士
問題:
「仲間」との関わり方に関連する次の言葉の□に、体の一部を表す漢字をそれぞれ入れなさい。
a □を割る(本音を打ち明ける)
b □を集める (みんなで集まって相談する)
〜気持ちを表す言葉〜
「憧れる」
意味・ポイント:
自分がなりたいものや欲しいものなどに、強く心ひかれること。
問題:
「憧れる」と同じような意味の言葉を選び、記号を○でかこみなさい。
ア おもいあわせる
イ おもいこがれる
ウ おもいすごす
エ おもいめぐらす
自分がなりたいものや欲しいものなどに、強く心ひかれること。
問題:
「憧れる」と同じような意味の言葉を選び、記号を○でかこみなさい。
ア おもいあわせる
イ おもいこがれる
ウ おもいすごす
エ おもいめぐらす
「挫折 (感)」
意味・ポイント:
計画したことが途中でだめになること。また、そのためにやり遂げようとする気力がなくなること。
問題:
「挫折」に関連する次の言葉の()に当てはまる言葉を、それぞれ入れなさい。
a 途方に()
b なす()もない
計画したことが途中でだめになること。また、そのためにやり遂げようとする気力がなくなること。
問題:
「挫折」に関連する次の言葉の()に当てはまる言葉を、それぞれ入れなさい。
a 途方に()
b なす()もない
「自負」
意味・ポイント:
自分の才能や業績に自信を持ち、誇りに思うこと。
問題:
「自負」に関連して、自らを誇る気持ちを表す次の言葉の、□には漢字を、○にはカタカナをそれぞれ入れなさい。
a 自□心
b ○○イド
自分の才能や業績に自信を持ち、誇りに思うこと。
問題:
「自負」に関連して、自らを誇る気持ちを表す次の言葉の、□には漢字を、○にはカタカナをそれぞれ入れなさい。
a 自□心
b ○○イド
〜態度を表す言葉〜
「一途」
意味・ポイント:
一つのことにだけ懸命になる様子。ひたむき。
問題:
「一途」に関連する次の言葉の□にあてはまる漢字を、それぞれ入れなさい。
a 一□□乱
b 一□専□
一つのことにだけ懸命になる様子。ひたむき。
問題:
「一途」に関連する次の言葉の□にあてはまる漢字を、それぞれ入れなさい。
a 一□□乱
b 一□専□
「虚勢」
意味・ポイント:
実力のともなわない、見かけばかりの強がり。
からいばりをすることを「虚勢を張る」といいます。
問題:
「虚勢」に関連して、「うわべをかざること」を意味する次の言葉の□に共通してあてはまる漢字を入れなさい。
・見□
・虚□心
実力のともなわない、見かけばかりの強がり。
からいばりをすることを「虚勢を張る」といいます。
問題:
「虚勢」に関連して、「うわべをかざること」を意味する次の言葉の□に共通してあてはまる漢字を入れなさい。
・見□
・虚□心
練習問題
例文の傍線部の言葉の意味として最もふさわしいものを選び、記号を○で囲みなさい。
① 中学最後の試合、僕は初めてレギュラーとして出場した。残り時間五分になった時に、ぼくのチームにペナルティキックが与えられた。観客、ベンチにいた仲間が固唾をのんで見守る中で、キッカーとして選ばれたのはぼくだった。
ア 悪い予感をできるだけかくす様子
イ なりゆきを緊張して見守る様子
ウ なるべき良い結果を期待する様子
エ 先のことを予想して考える様子
② 監督の口からレギュラーの九人が発表されたが、チームのエースとして自負していた彼がレギュラーから外された。彼は、憮然とした顔で監督の顔を見ていた。
ア おだてられていい気になること
イ 自分の能力に自信があること
ウ 責任を持って任務を全うすること
ヱ 負けないよう必死に練習すること
③ 大会に連覇を果たしたチームが、一回戦で姿を消した。「自分たちは強豪チームだと図に乗っていた。今日負けたことを財産にして、また一から這い上がりたい」と試合後にキャプテンは話した。
ア 調子づいて
イ みくびって
ウ 見下して
エ 有頂天になって
④ 決勝戦に進んだ体操クラブのメンバーは颯爽としていて、その姿には風格さえ感じられた。選手たちの水際立った演技に、観客は万雷の拍手をおくった。
ア 若さのあふれる様子
イ 危険極まりない様子
ウ いつわりのない真剣な様子
エ 目立って鮮やかな様子
⑤ 今回の大会は、各チームの実力が伯仲しているので、どんな結果になるか余談を許さない。
ア レベルが高いこと
イ 優劣のつけにくいこと
ウ 相手に知られていないこと
エ とても未熟であること
⑥ 不覚にも痛恨のエラーをしてしまって、チームの仲間に合わせる顔がない。
ア とても情けなくて表情が暗くなること
イ 相手を傷つけないよう気をつかうこと
ウ 恥ずかしくて平気で相手に会えないこと
エ 相手の顔が見られないほど照れること
⑦ チームの連敗が続く中で、ミーティングが開かれた。先生から「お前はどう思う?」と意見を求められた彼女は、「一年生で、しかもマネージャーの私が意見するのはおこがましいのですが…」と話し始めた。
ア 出過ぎていて生意気な
イ 名誉なことで誇らしい
ウ 予想外の出来事である
エ きまりが悪い
⑧ 試合前に、いかにも強そうな相手がにらんできて内心びくびくしたが、キャプテンの沽券にかかわるので、虚勢を張ってこちらも睨み返した。
ア 義務
イ 勝敗
ウ 権利
エ 体面
⑨ 全国大会のメンバーから漏れてしまった私は、「最後の大会だからってことで、同じポジションの3年生が選ばれたんだ。他の先輩からは、私の方がうまいって言われたよ。」とつい家族に見栄を張ってしまった。
ア うわべを飾りたてて
イ 内心の弱みをかくして
ウ 相手の弱点を見ぬいて
エ 自分の意見をつらぬいて
⑩ つらい練習を共にした。四十人の吹奏楽部の仲間と舞台に立てる。その心強さから、指揮者の僕はなんの気負いもなく舞台に向かうことができた。
ア 根負けする
イ はにかむ
ウ 勢いこむ
エ 気おくれする
⑪ 新しく部長になった彼女は、自分のやり方に固執したため、部員のひんしゅくを買った。
ア 嫌がられた
イ 関心を持たれた
ウ 活発な議論をまねいた
エ 敬遠された
⑫ 試合会場に入った瞬間、割れんばかりの相手チームへの応援に、ぼくたちはたじろいだ。
ア 恐ろしく思った
イ ひどく感動した
ウ じっと我慢した
エ 圧倒されてひるんだ
⑬ ぼくの所属する駅伝部は廃部寸前で、一人でも欠けたら大会の出場資格を失ってしまう。先日、メンバーの一人が練習のし過ぎでけがをしてしまった。本番には間に合わない、という彼の言葉にぼくたちは涙を呑んで大会の出場をあきらめた。
ア 悔しさをこらえて
イ 悲しみに沈んで
ウ おどろきあきれて
エ 気力を失ってぼんやりして
⑭ 優勝候補の学校を決勝戦で破り、僕は胴上げ選手としてみなに祝福された。晴れがましく思う一方、面はゆい気持ちもあった。
ア 白々しい
イ かたくるしい
ウ 重々しい
エ 照れくさい
⑮ 新しいキャプテンに指名された彼は、この一年の抱負を部員に語った。
ア 具体的な日程と改善策
イ 心の中にある計画や決意
ウ 内に秘めた理想と願望
エ 改善したい弱点と克服法
⑯ いつか必ず、プロ野球の選手になると、自分を鼓舞する。
ア 念を押すこと
イ はげますこと
ウ 幻想を抱くこと
エ 現実から逃げること
① 中学最後の試合、僕は初めてレギュラーとして出場した。残り時間五分になった時に、ぼくのチームにペナルティキックが与えられた。観客、ベンチにいた仲間が固唾をのんで見守る中で、キッカーとして選ばれたのはぼくだった。
ア 悪い予感をできるだけかくす様子
イ なりゆきを緊張して見守る様子
ウ なるべき良い結果を期待する様子
エ 先のことを予想して考える様子
② 監督の口からレギュラーの九人が発表されたが、チームのエースとして自負していた彼がレギュラーから外された。彼は、憮然とした顔で監督の顔を見ていた。
ア おだてられていい気になること
イ 自分の能力に自信があること
ウ 責任を持って任務を全うすること
ヱ 負けないよう必死に練習すること
③ 大会に連覇を果たしたチームが、一回戦で姿を消した。「自分たちは強豪チームだと図に乗っていた。今日負けたことを財産にして、また一から這い上がりたい」と試合後にキャプテンは話した。
ア 調子づいて
イ みくびって
ウ 見下して
エ 有頂天になって
④ 決勝戦に進んだ体操クラブのメンバーは颯爽としていて、その姿には風格さえ感じられた。選手たちの水際立った演技に、観客は万雷の拍手をおくった。
ア 若さのあふれる様子
イ 危険極まりない様子
ウ いつわりのない真剣な様子
エ 目立って鮮やかな様子
⑤ 今回の大会は、各チームの実力が伯仲しているので、どんな結果になるか余談を許さない。
ア レベルが高いこと
イ 優劣のつけにくいこと
ウ 相手に知られていないこと
エ とても未熟であること
⑥ 不覚にも痛恨のエラーをしてしまって、チームの仲間に合わせる顔がない。
ア とても情けなくて表情が暗くなること
イ 相手を傷つけないよう気をつかうこと
ウ 恥ずかしくて平気で相手に会えないこと
エ 相手の顔が見られないほど照れること
⑦ チームの連敗が続く中で、ミーティングが開かれた。先生から「お前はどう思う?」と意見を求められた彼女は、「一年生で、しかもマネージャーの私が意見するのはおこがましいのですが…」と話し始めた。
ア 出過ぎていて生意気な
イ 名誉なことで誇らしい
ウ 予想外の出来事である
エ きまりが悪い
⑧ 試合前に、いかにも強そうな相手がにらんできて内心びくびくしたが、キャプテンの沽券にかかわるので、虚勢を張ってこちらも睨み返した。
ア 義務
イ 勝敗
ウ 権利
エ 体面
⑨ 全国大会のメンバーから漏れてしまった私は、「最後の大会だからってことで、同じポジションの3年生が選ばれたんだ。他の先輩からは、私の方がうまいって言われたよ。」とつい家族に見栄を張ってしまった。
ア うわべを飾りたてて
イ 内心の弱みをかくして
ウ 相手の弱点を見ぬいて
エ 自分の意見をつらぬいて
⑩ つらい練習を共にした。四十人の吹奏楽部の仲間と舞台に立てる。その心強さから、指揮者の僕はなんの気負いもなく舞台に向かうことができた。
ア 根負けする
イ はにかむ
ウ 勢いこむ
エ 気おくれする
⑪ 新しく部長になった彼女は、自分のやり方に固執したため、部員のひんしゅくを買った。
ア 嫌がられた
イ 関心を持たれた
ウ 活発な議論をまねいた
エ 敬遠された
⑫ 試合会場に入った瞬間、割れんばかりの相手チームへの応援に、ぼくたちはたじろいだ。
ア 恐ろしく思った
イ ひどく感動した
ウ じっと我慢した
エ 圧倒されてひるんだ
⑬ ぼくの所属する駅伝部は廃部寸前で、一人でも欠けたら大会の出場資格を失ってしまう。先日、メンバーの一人が練習のし過ぎでけがをしてしまった。本番には間に合わない、という彼の言葉にぼくたちは涙を呑んで大会の出場をあきらめた。
ア 悔しさをこらえて
イ 悲しみに沈んで
ウ おどろきあきれて
エ 気力を失ってぼんやりして
⑭ 優勝候補の学校を決勝戦で破り、僕は胴上げ選手としてみなに祝福された。晴れがましく思う一方、面はゆい気持ちもあった。
ア 白々しい
イ かたくるしい
ウ 重々しい
エ 照れくさい
⑮ 新しいキャプテンに指名された彼は、この一年の抱負を部員に語った。
ア 具体的な日程と改善策
イ 心の中にある計画や決意
ウ 内に秘めた理想と願望
エ 改善したい弱点と克服法
⑯ いつか必ず、プロ野球の選手になると、自分を鼓舞する。
ア 念を押すこと
イ はげますこと
ウ 幻想を抱くこと
エ 現実から逃げること
まとめ
今回は「ライバルと仲間」に関連する言葉をご紹介しました。
少しずつ語彙力を増やしながら読解力を養っていきましょう。
少しずつ語彙力を増やしながら読解力を養っていきましょう。