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読解力は演習と読書のハイブリッドで育てよう

国語の読解問題を得意にするためには、読書をすることが大切だ

このように言われた経験がある方は多いのではないでしょうか。

読書をすると読解力が上がり、国語の成績が伸びるというイメージがありますよね。

では、実際に読書習慣をつければ子どもの読解力は養われるのでしょうか。

読解力を上げるにはどうしたら良いでしょうか。

今回は、国語と読書の関係について解説していきます。

“国語力”を上げるために必要なもの

「国語力」とは何を指すのでしょうか。

国語力は「知識」と「読解力」から構成されます。

「知識」とは、
1 語彙(個人が身に付けている言葉の総体)
2 表記に関する知識(漢字や仮名遣い,句読点の使い方等)
3 文法に関する知識(言葉の決まりや働き等)
4 内容構成に関する知識(文章の組立て方等)
5 表現に関する知識(言葉遣いや文体・修辞法等)
6 その他の国語にかかわる知識(ことわざや慣用句の意味等)語彙力や文法

を指します。
(文部科学省 これからの時代に求められる国語力 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/toushin/04020301/003.htmより)

一方、「読解力」とは、文章を論理的に理解する力のことです。

読書と国語の関係

では、読書をすることで国語の成績を伸ばすことはできるのでしょうか。

読書をすれば国語の成績を伸ばすことにつながります。ですが、読書をしていても国語が苦手な人も多くいます。それは、読書で国語を伸ばすためには気をつけるポイントがあり、それに気をつけられているかによって、国語力に差が出てしまうためです。


例えば、読解力を伸ばすためには、「文章を正しく読む」ということが重要です。

つまり、なんとなく読むのではなく、内容を正しく把握しながら論理的に読むことが必要です。
なんとなく自由に解釈しながら読むことも読書の楽しみ方としては間違ってはいませんが、それでは読解力は身につきません。テストで点数が取れるようになるには、文章の中に書かれていることを根拠にし、論理的に読めるようにならなくてはなりません。

テストでもなんとなくの雰囲気だけで読んでしまい、問題を解くと間違った解答をしてしまうのです。

国語力を上げるために

読解力を鍛えるためには

読解力を鍛えるためには、説明文や新聞を読むようにすると良いでしょう。その時、“筆者の主張”と“事実”を分けて読むように意識します。読んだ後には、筆者の主張と根拠をメモするようにするとさらに効果的です。

筆者の意見を読むときには、その根拠はどこに書いてあるのかを意識しながら読む癖をつけるようにします。

また、演習も同時に行うと良いでしょう。
この時も、なんとなく読むのではなく、論理的に、文の根拠を探しながら読みながら取り組みましょう。

知識をつけるためには

知識をつけるためには、月に3冊以上読むようにしましょう。本のジャンルは何でも構いませんが、楽しく継続でき、簡単すぎないものから選ぶと良いでしょう。

まずは読書の習慣をつけ、継続することで知識がついてきます。楽しみながら継続していきましょう。

読書中、わからない言葉や漢字があったら調べてメモをとっておきましょう。意味、使い方、例文なども合わせてメモしておくと、後で見直すことができ、より効果的に知識が身につきます。

また、問題の演習でも同様にわからない言葉はメモをとりましょう。問題集や模試では頻出語が多く含まれるので、忘れずメモをとっておくことで対策になります。

まとめ

読書と国語の関係について解説してきました。
ご紹介した以外にも、読書をすることで集中力が上がったり、読むスピードが上がったり、読書にはメリットがたくさんあります。楽しみながら読書を継続していけると良いですね。

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