グローバル社会で活躍するために、どんな学びが必要なのでしょうか?
その答えの一つが、世界中で注目されている教育プログラム「IB(国際バカロレア)」です。
今回は、IBカリキュラムにおける学習の達成項目と、IBが大切にしている「学習者プロフィール」について、わかりやすくご紹介します。
IB(国際バカロレア)とは?
IB(International Baccalaureate)は、スイス発祥の国際的な教育プログラムで、世界140以上の国や地域で実施されています。
最大の特徴は、単なる暗記型の学習ではなく、探究・思考・価値観の育成を重視していることです。生徒一人ひとりの「知る力」「考える力」「生きる力」を育てることを目的としています。
IBの主な達成項目(学習成果)
IBでは、以下のような観点から生徒の学びを評価・指導していきます。
1. 知識と理解(Knowledge and Understanding)
- 学んだ内容を正確に理解し、説明できる。
- 各教科の基礎的な知識だけでなく、深い洞察力も求められます。
2. 思考スキル(Thinking Skills)
- 複雑な問題を分析・評価・解決する力。
- 論理的な思考や批判的な視点を重視します。
3. コミュニケーション力(Communication Skills)
- 複数の言語やメディアを使って、自分の考えを効果的に伝える力。
- グループ活動やプレゼンテーションも重視されます。
4. 自律的学習(Self-management Skills)
- 時間管理や目標設定など、自分を律しながら学ぶ力。
- 自主的に学び続ける姿勢を育てます。
5. 態度と価値観(Attitudes and Values)
- 多様性や異文化への理解と尊重。
- 誠実さ、責任感、協力性など、人としての在り方も評価の一部です。
IBが育てたい10の力「学習者プロフィール」
IBでは、すべての生徒に育ってほしい10の資質を「学習者プロフィール(Learner Profile)」として定義しています。
資質 | 説明 |
---|---|
1. 探究者(Inquirers) | 自ら問いを立て、学び続ける力 |
2. 知識豊富(Knowledgeable) | 幅広く深い知識を持つ |
3. 思考者(Thinkers) | 論理的・創造的に考え、判断する |
4. コミュニケーター(Communicators) | 効果的に伝え合い、協力できる |
5. 原則を持つ(Principled) | 正直で公平、責任ある行動をする |
6. 開かれた心(Open-minded) | 多様性を理解し、受け入れる |
7. 思いやり(Caring) | 他者を尊重し、社会に貢献しようとする |
8. 挑戦する人(Risk-takers) | 不確実さを恐れず、新しいことに挑む |
9. バランスの取れた人(Balanced) | 心と体の健康、時間のバランスを大切にする |
10. 振り返る人(Reflective) | 自分の行動を見直し、成長に活かす |
まとめ:IBの学びは「生き方そのもの」
IBの評価項目や学習者プロフィールは、単に成績を上げるためのものではありません。
それは、グローバル社会で責任ある一員として生きていくための「学びの軸」なのです。
「自ら考え、他者と協働し、社会に貢献できる力を育てたい」
そんな教育を求める方にとって、IBはとても魅力的な選択肢となるでしょう。
ocosapo
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